米国史上最大のデモに?「女性マーチ」開催へ。

昨日、ついにドナルド・トランプが第45代米国大統領に就任してしまいました。
今日、これに異議を唱える人たちが、ワシントンDCを中心に全米各地で「女性のマーチ」を開催するそうです。
タイトルこそ「女性」ですが、ここには環境保護、人権擁護、格差是正など、様々な社会テーマに関心を持つ組織、団体、個人が集結する予定とのことで、キング牧師が率いたあの公民権運動よりも大きなデモ行進になるかもしれないと、英ガーディアン紙が報じています。

私が前職でお世話になっていたオックスファム・アメリカもこれに参加するようで、支持者にも参加を呼びかけています

アメリカではトランプが体現する排外主義、ファシズムの台頭に対抗するため、多くのNOO/NGO団体が活動領域や分野を超えて団結・連帯する動きが広がっているようです。

こういう、市民セクターが組織の論理に埋没せずに、より広い社会的公正に依拠した行動に出ることができるところ、いいなと思います。

一方、ニューヨーク・タイムズ紙によると、マーチに関わる女性運動の中にも、いろいろな不協和音があるとのこと。

曰く、人種的マイノリティや最貧層、LGBTの女性たちから、これまでの米国フェミニズム運動が「在宅勤務」や「女性役員比率の向上」など、「比較的裕福な白人女性が直面する課題」ばかりに傾倒し、貧困女性の最低賃金やセックスワーカーに対する警察の暴力、移民女性を脅かす強制送還などを軽視してきたとして、トランプの女性蔑視に怒る白人女性に対して「何を今さら」という思いもある一方、この抗議行動を機会に、そういった運動内に内在するレイシズムや階層間格差について認識を深める機会にしようという声に対して、白人女性の一部が引いてしまっているとか。

同じような葛藤は、「女性活躍」を叫ぶ安倍政権に対する国内の女性運動の中にもあると聞きます。あれは所詮、女性の「活用」でしかなくて、女性の人権ではないですからね。でも、あれのおかげで女性と労働の問題に政治の光が当たるようになったことも事実で、その機会を捉えるという戦略も、もちろんあるわけです。

アメリカ政治に話題を戻すと、新政権が体現する思想を我々市民が本来この国に託す思想というものに照らして検証し、反対するのであれば抗議するというアメリカ社会の政治性を見て、ズルズルと右傾化する国の住民としては学ぶところはやはりあるように思いました。

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